NCRコーポレーション、高性能不正検知ソリューションFractals新バージョンを提供開始

[2014年12月16日付NCRコーポレーションのプレスリリースの抄訳]

[米国ジョージア州ダルース2014年12月16日(現時時間)発]

2014年12月25日

NCRコーポレーション(NYSE:NCR)は、高性能不正検知ソリューションであるFractals(フラクタルズ)の最新バージョンの提供開始を発表しました。この最新バージョンでは、不正検知および防止効果を最大限にするためのさまざまな新機能の追加や、機能拡張を行っています。

新機能のひとつである不正検知の統合ハブ機能では、モバイルの位置情報、IPインテリジェンス、デバイス認証などの専門的なデータソースを統合し、豊富なデータセットを集中させることにより、金銭取引または金銭を伴わない取引の分析への活用が可能になります。

Fractalsは、あらゆる種類の不正取引の問題に対処するために、自己学習モデルとユーザー定義ルールを組み合わせています。全ての小売決済方法に対応しており、世界中のクレジット会社(イシュアー、アクワイアラー)、回線接続業者(プロセッサー)、決済ネットワーク、支払いサービスプロバイダー、受託業者、小売業が活用しています。今回の新バージョンにより、複数の製品、チャネルに渡り、企業不正検知および防止を提供します。

更に、ユーザーの声を反映して再構築し、開発当初にはなかった最新技術を取り入れて構造を刷新することにより、ユーザー・エクスペリエンスが大幅に向上されています。最先端のプラットフォームとアーキテクチャーが実現した柔軟性と設定の容易さにより、新規の支払いや決済チャネルを必要に応じて追加することや、企業不正検知の全体を見渡したビューを構築します。

NCR コーポレーションのゼネラルマネージャーであるスティーブ・ライト(Steve Wright)は、次のように述べています。「不正の手法は常に進化しており、金融機関、クレジット会社、小売業は追いつくのに必死です。米国を始め世界中で導入されているEMV対応などの大きな規制変更は、サイバー犯罪者が一連の決済プロセスのなかで次の脆弱ポイントを常に発掘していることに対応するために行われています。Fractalsの最新バージョンは、最良のテクノロジーで口座保有者と最終的には企業の収益を保護するために、サイバー犯罪集団に対抗します。」

最新バージョンは、小売業者が決済サイクルの中で可能な限り早期に不正行為を識別、防止できるように、既存ユーザーの声を開発に活かして設計された新機能を搭載しています。また、事業規模を問わず、ユーザー自身が複雑なルールをシンプルで簡単な方法で書き込むことを可能にすることで、ルール作成と不正防止を新たな段階に引き上げています。

このルール作成に加えて、Fractalsは、従来のニューラル ネットワークではなくベイジアン モデリングを使っており、いかなるサイズのデータセットも、より正確に不正認知が可能になりました。ベイジアン モデリング アプローチにより、不正パターンの出現、変化を学習し習得することを助け、不正検知の精度を高め、偽陽性の検出率を下げます。このことにより、本物のトランザクションがブロックされるリスクを最小限にし、顧客満足を改善します。すべてのNCRのソリューションと同様に、Fractalsは、NCRへ依存することなく、自社で顧客システム全体の戦略的な管理を行うことを可能にします。この独立性は、変更のたびにNCRに依頼することなく、必要なときはいつでも新しいルールを採用することができることを意味します。

全ての既存のFractalsユーザー企業は、追加ライセンス費用を払うことなく、新バージョンにアップグレードすることができます。Fractalsの旧バージョンのサポートは継続されるため、旧バージョンの使用を継続し、自社にとってベストな時期にアップグレードしていただけます。

本プレスリリースの全文は、以下のウェブページをご覧ください。
http://www.ncr.com/newsroom/resources/alaric-introduces-new-version-of-fractals-to-modernize-payment-fraud-detection

* NCRは NCR Corporation の米国および他の各国における商標または登録商標です。

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